ここでは最近活発化している会社の売却、M&Aについて取り上げます。
M&AはMerge and Acquisitionの略で会社の合併買収のことです。
近年M&Aの成約件数は過去最高水準となっており年間3000件以上M&Aが行われています。会社を売却したいと思っている経営者の方は自分の会社の強みを理解することが十四ジュになります。必ずしも黒字で経営が盤石でなければならない、というわけではありません。
例えば、「独自の技術を持っている」、「大手との取引経験がある」など会社の強みはさまざまです。
自分の会社の価値を分かっていないともっと高い買い手がつくはずが、安く買われてしまうこともあります。まずは自分の会社の価値を理解することです。
■M&Aの課題
M&Aの課題としては民間のM&A仲介業者を通したM&Aが基本になりますが、仲介料が売買価格の5~7%と場合によってはなかなか高額になることがあります。またM&Aで事業承継ということを考えた場合、条件を伴ってM&Aを行うとしてもそれまで培ってきた社風や従業員の働き方も変化してしまうことが往々にしてあります。
従業員の雇用そのものも売却先に任せることになるためそれまで会社を作ってきた経営者の方からしたら大変心苦しい思いになるかもしれません。また、交渉にも時間が年単位でかかることも多いためM&Aをお考えの方は早めに検討することに越したことはありません。
井川税理士事務所では、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県を中心に関西全域のエリアで「税務顧問」や「医療税務支援」、「事業承継」に関する税務相談を受け付けております。「事業承継」に関してお困りのことがございましたらお気軽に当事務所までお問い合わせください。
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